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雪崩対応 エアポケット

雪崩対応 エアポケット

やまどうぐレンタル屋のおかげで登山を気軽に楽しむことができるようになりましたが、それでも山の気候は変わりやすく危険なことには変わりありません。

 

山の事故で一番大きいのが噴火や雪崩です。これは人間の力では到底かなうものではないと考えがちですが、雪崩に関しては、緊急時の対処方法のエアポケットを知っているだけでも、生還率が大きく変わります。

 

エアポケットとは、直訳すると空気の袋です。雪崩に体ごと巻き込まれた時の死亡原因の多くが窒息だといわれています。そのために、雪崩に飲み込まれた時に、次第に雪の動きが弱まってきます。その際にできる限り、空気の穴を大きく確保するのです。手や体をできる限り動かすことで、雪を押しのけることができ、エアポケットを作り出すことができるのです。その際に、口や鼻の周りには手で押さえておくことが必要です。そうしないと、その部分の水分が凍結してしまい、エアポケットを確保しても呼吸ができなくなることがあるからです。

 

後は、ビーコンがあればそれをセットして、ひたすら仲間を信じ救助を待つしかありません。私は何度か登山をしていますが、雪崩を見たことはありますが、巻き込まれたことはありません。